世界の車窓も何も、うちには電車が無い、○○も無い。
いやいや、どーもどーも。トクタニです
秋が来ましたね。
天高く いわし雲 秋
今、池田町(の一部の人)は怒濤の「ゆいマート」開店に追われております。
「ゆいマート」はなんでも置く(池田町産からインスタントまでなんでも!)小さな商店です。
田舎の困るところ。それは車無しには生活できないところ。
なぜ、車が必要なのか?その理由の一つに(他にもあります)「近くに買い物できる場所が無いから」ということがあります。車を運転できないご年配の方は僕の想像よりもずっと多く、家族に乗せてもらうにしても、近所のほうが気兼ねも少なく言えるってもんです。
そして、これは田舎で育った僕の経験から。
買い物できる場所が無いと、いざ都会で買い物しようと思ったとき、自分で店員に注文するのが出来ない子供もいます。いたんです、僕の周りには。高校生になって、マクドナルドで注文出来ない奴。
社会勉強として、田舎と外の世界を繋ぐ商店は、少なくとも(実際はもっとあってもいいと思います)一軒は必要ではないでしょうか。
この商店は儲けることを目的としてはいません。生き残ること、ずっと在り続けることを目的とした商店です。
田舎の難しいところ、これを侵略と取るか選択の広がりと取るか、人それぞれなんでしょう。
しかし、町内の方々に愛される店にしたい。みんながこの店のこと、並んだ商品を作った人のことを気にかけ、助け合うような店にしたい。まるで「結い」のような気持ちで。
そういった想いを込めて「ゆいマート」という名前をつけました。
この商店が池田町の新たな雇用の場として成立するか・・・
明日からの本格的なオープンに期待と不安が入り混じります。
田舎の現場から、トクタニでした。